赤ちゃんに浄水器の水をそのまま与えるのはいつから?浄水器を使うメリットを解説

赤ちゃんの身に付けるものや口にするものは、安全・安心なものを選びたいと考える保護者の方は多いはずです。とくに口にするものは健康や成長に直結するので、赤ちゃんに浄水器の水を与えていいのか、いつから与えていいのか気になる人も多いでしょう。そこでこの記事では、赤ちゃんに浄水器の水を与えていいのか、そのまま与えるのかいつからか、詳しく解説していきます。
1.浄水器と水道水の違いとは?
まずは、浄水器と水道水の違いについてお話ししていきます。どのような違いがあるのでしょうか。
1-1.水道水には塩素が含まれている
日本では水道法によって、水質が厳しく管理されているのはご存知でしょうか。殺菌を除去するのに、塩素が添加されているのはそのためです。おかげで感染症のリスクは非常に低く、安心してそのまま飲めるのです。ただし塩素は独自の臭いや味があり、敏感な人や赤ちゃんには、少し気になることもあるでしょう。
1-2.浄水器は塩素や不純物を除去して水をおいしくする
浄水器は残留塩素やカルキ臭、微細な不純物を除去して、よりおいしい水を作る機器です。赤ちゃんにそのまま飲ませたり、ミルクのお湯に使ったりしても、独特な味や臭いが気になりにくくなり、飲みやすくなります。
1-3.塩素を除去することで注意点も
浄水器は塩素を除去できるものの、塩素を取り除くことで殺菌効果を失う点には注意が必要です。保存しておくと、雑菌が繁殖しやすくなってしまうのです。浄水器の水は新鮮なうちに使うことが重要で、作り置きや長期間の放置は避けましょう。この点を踏まえた上で、赤ちゃんにいつからそのまま与えられるかを考えていきます。
2.赤ちゃんに浄水器の水を飲ませられるのはいつから?
赤ちゃんは生まれてしばらくの間、母乳またはミルクで水分補給します。離乳食が始まると、水分補給の方法も変わり、ミルクや母乳だけでなく、コップやストローで直接水分補給させる練習も始まります。
2-1.生後0~5か月は母乳・ミルクが基本
生後半年までは、母乳またはミルクで水分補給させるのが基本です。ミルクの場合、浄水器の水を沸かして使ってもかまいません。ただし、必ず一度沸騰させるようにしましょう。
浄水器は塩素や不純物を取り除きおいしい水にしてくれるものの、塩素による殺菌力もなくなるため、雑菌が繁殖してしまう可能性があります。粉ミルクにはまれにサカザキ菌といった菌の含まれることがあるので、WHOや厚生労働省では、70℃以上のお湯で調乳するのを推奨しているのです。浄水器の水を使う場合も、浄水した水を沸騰させて70℃以上で調乳し、人肌まで冷ましてから与えるという流れを守れば安心です。
2-2.生後6か月頃から水分補給を少しずつ練習
離乳食を始めることの多い生後6か月頃からは、スプーンやストローマグで少しずつ水を飲ませる練習も始めることが多いでしょう。この時期なら、浄水器の水を一度沸騰させ、冷ましたものを飲料水として与えると安心です。お風呂上りや暑い日の水分補給にも使えます。
2-3.1歳を過ぎたらそのまま与えてもOK
赤ちゃんは1歳を過ぎると体の機能も整い、胃腸も強くなります。腎臓や消化器官が発達し、免疫力もついてくるので、基本的には水道水の水をそのまま与えても大丈夫だとされる時期です。厚生労働省も「水道水はそのまま引用可能」としていて、離乳食中期である生後7~8か月頃から少量の水道水(沸騰させ冷ましたもの)を与えるのは問題ないとしています。
もちろんこの時期になれば、浄水器の水をそのまま与えてもかまいません。浄水器の水の方が、カルキ臭や塩素を気にせず、おいしい水を与えられます。ただしカートリッジ交換が適切に行われていること、新鮮な水であることが条件です。
3.赤ちゃんに浄水器の水を使うメリットとは?
ここからは、赤ちゃんに浄水器の水を使うメリットを紹介していきます。浄水器を導入すれば、赤ちゃんはもちろん家族全員に多くのメリットがあるのです。
3-1.おいしい水でミルクも飲料水も作れる
浄水器の水はカルキ臭が少なく、味もやわらかくなるので、ミルク作りはもちろん、そのまま飲ませる水にも最適です。
粉ミルクを溶かすのに使うと、水道水特有の臭いがミルクの風味を邪魔しません。赤ちゃんはちょっとした臭いや味に敏感ですが、飲みやすいお湯で調乳したミルクはごくごく飲んでくれることでしょう。夜中の授乳や外出時も、慣れた味の水でミルクを作れると安心です。
また、離乳食が始まった後も、浄水器の水は大活躍します。おかゆを炊く時やスープを作る時、食材の旨味がしっかり引き立ち、やさしい味わいに仕上がります。毎日の食事の質と安全性を高める意味でも、メリットが大きいと言えるでしょう。
3-2.水道水より安心感がある
日本の水道水は安全ではあるものの、塩素消毒の影響で独自のカルキ臭があり、気になる人も少なくありません。安全だとは言われても、赤ちゃんにはできるだけ雑味や塩素を除去した水を与えたい保護者は多いでしょう。さらに古い集合住宅や一軒家では、配管のサビや不純物などが混ざる可能性もゼロではありません。
浄水器を通すことで、残留塩素や鉄サビ、濁りなどを取り除き、よりクリアで安全な水が得られます。これは、「赤ちゃんに少しでも安全な水を与えたい」という保護者の気持ちを満たしてくれる、大切なポイントです。まだまだ体の機能が完成していない赤ちゃんには、身に付けるものや洗剤など、安全でやさしいものにこだわっている保護者も多いのではないでしょうか。水は食品と同様に、口にするものなので、とくに安全性に気を付けたいものの一つです。赤ちゃんにも安心して与えられる浄水器の水なら、保護者も精神的に安心でき、日々に迷いや心配がなくなるでしょう。
3-3.家族全員が快適でおいしく飲める
浄水器の水は赤ちゃんだけでなく、家族全員がおいしく飲めます。お茶やコーヒーなどの飲料はもちろん、浄水器の水を使って作った料理もおいしく変化します。実際に、「赤ちゃんのために浄水器を付けたら家族全員が水をたくさん飲むようになった」という声も少なくありません。水がおいしくないと、ついジュースなど甘い飲料を水の代わりに飲んでしまいがちです。おいしい水をいつでも飲めるようにすることは、健康的な生活習慣を作るきっかけにもなるのです。
4.浄水器の水を赤ちゃんに使う時の注意点
浄水器の水を赤ちゃんに使うには、次のような注意点もあります。
4-1.定期的なカートリッジ交換を
浄水器には、「カートリッジ」と呼ばれるフィルターが内蔵されています。水道水がカートリッジを通ることでろ過されて、水道水に含まれる塩素やサビ、臭いの原意となる成分を取り除き、おいしい水を作る大切な役割を担っています。ろ材に汚れや不純物が日々蓄積されていくため、カートリッジを交換せずに使っていると、ろ過性能が落ちていってしまうのです。
ろ材の目詰まりや菌の繁殖が起こってくると、かえって不衛生な水になってしまいかねません。カートリッジには、浄水器の機種ごとにメーカーの推奨する交換時期が決められています。交換時期を守って、定期的にカートリッジを交換しましょう。
4-2.保存は冷蔵庫で、早目に使い切る
塩素の除去された水は、時間が経つと菌が増えやすくなってしまいます。保存する場合には清潔な容器に入れて冷蔵庫に保管し、できるだけその日のうちに使い切るようにしましょう。飲料水として持ち歩く場合にも、保冷性のある水筒などに入れ、数時間以内に使い切るのが必須です。
4-3.水の温度に注意
赤ちゃんに浄水器の水を飲ませること自体は安全なものの、水の温度には注意しましょう。冷たい水をそのまま飲ませてしまうと、お腹を壊して下痢してしまうこともあるからです。赤ちゃんに浄水器の水を与える時は、常温か少しぬるめが安心です。冷蔵庫に入れていた場合は、常温に戻すか、少量の湯冷ましを足して調整すると適温にできます。
5.赤ちゃんに浄水器の水を使うためのコツ
浄水器の水を赤ちゃんにより安全に使うには、次のようなコツがあります。
5-1.使う分だけ出す
大量に浄水して保存するより、その都度必要な分だけ浄水して使う方が、新鮮で安心です。ミルク用・飲料用・調理用と分けて考えず、こまめに出して使い切るようにしましょう。
5-2.カートリッジ交換を忘れないコツ
カートリッジ交換は、ついつい忘れてしまいがちです。カレンダーに記入しておいたり、スマホのリマインダー機能を利用したりして、交換時期を覚えておけるようにしましょう。
5-3.保存容器は毎回しっかり洗浄・乾燥
水筒やマグ、ピッチャーなど、浄水した水を入れる容器は毎回きれいに洗って乾かすようにしましょう。熱湯消毒や哺乳瓶用除菌剤でしっかり洗浄すれば、赤ちゃんのために使うのにも安心です。
5-4.外出時の飲料
外出時に浄水器の水を持ち歩くには、保冷ボトルなど清潔な容器に入れて、数時間以内に使い切るようにしましょう。長時間外出する際には、無理に自宅から飲料水を用意していこうとせず、市販のベビー用ペットボトル水なども活用するのがおすすめです。
6.まとめ
浄水器は、水道水に含まれる塩素やカビ、嫌な臭いの原因となる成分を取り除き、毎日おいしい水を届けてくれます。赤ちゃんは生後0~5か月までは母乳またはミルクが基本ですが、6か月頃からは沸騰させて冷ました浄水器の水で、水分補給が練習できます。1歳を過ぎればそのまま与えることも可能です。カートリッジ交換や保存方法に気を付けて、赤ちゃんはもちろん、家族の安心・健康・成長を守りましょう。
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