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水道水とミネラルウォーターの違いは?ミネラルウォーターの危険性や選び方などを解説

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水道水とミネラルウォーターは日常生活で使われる水ですが、水源や消毒のやり方などに違いがあります。日常的に使用するので、水道水とミネラルウォーターの安全性や危険性が気になる方もいるかもしれません。

そこで今回は、水道水とミネラルウォーターの違いについて解説します。ミネラルウォーターの危険性や選び方なども紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

水道水とは?

水道水とは、住宅や商業施設などに供給される水です。主に地上に降り注いだ雨や雪が地下に浸透して集まり、河川や湖、地下水となって湧き出した水源から水処理施設で様々なプロセスを経て浄化、消毒されて供給されます

水道水は飲み水として使われるだけでなく、洗濯、料理、風呂など日常生活における様々なシーンで活躍します。

ミネラルウォーターとは?

ミネラルウォーターとは、天然の水源から採水された水です。地下の泉や天然湧水から供給されることが多く、ミネラルや微量元素などが含まれています

一般的にはペットボトルに詰められて販売されており、最近ではウォーターサーバーとしても見かけます。なお、本記事では理解のしやすさを優先して、「水のみを原料として販売されている清涼飲料水」のことをミネラルウォーターと呼称します。

水道水とミネラルウォーターの違いは?

水道水とミネラルウォーターの違いは以下のとおりです。

  • ・水源
  • ・浄化と消毒
  • ・ミネラルの含有量
  • ・味

上記の違いを順番に解説します。

水源

水道水に使用される水源のほとんどが、川の水やダムの水、地下水などです。一方で、ミネラルウォーターに使用される水源は基本的に地下水のみを使用しています。

  • ・水道水…川やダム、湖、地下水など
  • ・ミネラルウォーター…原則として地下水のみ

なお、ミネラルウォーターは農林水産省が設定した品質表示ガイドラインにより、次の4種類に分類されます。

種類 原水
ナチュラルウォーター 特定の水源から採水された地下水のみ
ナチュラルミネラルウォーター 特定の水源から採水された鉱泉水や鉱水など
ミネラルウォーター 何種類かのナチュラルミネラルウォーターを混合したもの
ナチュラルミネラルウォーターのミネラル分を人工的に調整したもの
ボトルドウォーター 水道水や蒸留水、河川の表流水などの飲用できる水

種類によって原水が異なるので、ミネラルウォーターを購入する際はチェックしてみましょう。

浄化と消毒

水道水は、水道事業者が運営している浄水場で、水源に含まれている砂や砂利などの不純物は濾過され、さらに汚れを除去する薬剤を入れ、最後に塩素処理をして消毒します

一方、ミネラルウォーターは種類にもよりますが、基本的に沈殿・濾過・加熱殺菌以外の物理的・科学的な処理を行いません

  • ・水道水…徹底的に浄化と消毒を行う
  • ・ミネラルウォーター…沈殿・濾過・加熱殺菌のみ

ミネラルウォーターの種類によって、処理方法は次のとおり異なります。

種類 浄化と消毒
ナチュラルウォーター 沈殿・濾過・加熱殺菌以外の物理的・科学的処理を行わない
ナチュラルミネラルウォーター
ミネラルウォーター 沈殿・濾過・加熱殺菌以外に、オゾン殺菌、紫外線殺菌、ミネラル分調整、ブレンドなどの処理を行う
ボトルドウォーター 原水に合った浄化と消毒を行う

ミネラルウォーターは含まれているミネラル分と独自の味が魅力の商品なので、水道水のように徹底した浄化と消毒は行いません。

ミネラルの含有量

ミネラルとは、身体を構成する酸素や炭素、水素、窒素以外の物質を指しており、無機質とも呼びます。体内で作ることができないのでミネラルウォーターのような飲料水や食品から摂取する必要があります。

水道水には、カルシウムやナトリウム、カリウム、マグネシウム、ケイ素などのミネラルが含まれており、含有量やバランスは地域によって異なります。

一方、ミネラルウォーターは種類にもよりますが主にカルシウムやナトリウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルが含まれており、商品によって含有量やバランスは異なります。

水道水とミネラルウォーターに含まれているミネラルの種類は共通していますが、含まれている量が違います。

特に、ミネラルウォーターは特定のミネラルが多く含まれている場合もあるので、効率良くミネラルを摂取したい方におすすめです。

水の味は含まれているミネラルの量と残留塩素の有無によって違います。

ミネラルの含有量は「硬度」で表示され、日本では水1Lあたりに対してカルシウムやマグネシウムの合計含有量が100㎎以下を軟水、101㎎~300㎎以下を中硬水、301㎎以上を硬水と分類します。

日本の水道水は地域にもよりますが60㎎/L前後が多いため、大抵が軟水です。軟水は口当たりが軽く、日本人の舌に合っています

一方で、ミネラルウォーターのなかには、101㎎/L以上の商品もあるため、硬水が欲しい方はミネラルウォーターを購入しましょう

また、水道水には消毒の際に使用した残留塩素や臭気などが感じられる場合があります。残留塩素や臭気が原因で、人によってはミネラルウォーターよりも水道水は不味いと感じます。

水道水とミネラルウォーターのどちらが安全?

水道水とミネラルウォーターはどちらも品質としては問題ありませんが、安全性が高いのは水道水です。

水道水とミネラルウォーターは品質基準が異なり、検査項目の数に大きな違いがあります

水道水は安全性を高めるために、厚生労働省の命令により検査項目が全部で51項目あります。一方、ミネラルウォーターは殺菌や除菌を行わない場合は約20項目、行う場合でも47項目と水道水よりも検査項目が少ないです。

ミネラルウォーターは食品衛生法によって基準が定められていますが、水道水は水道法によって基準が定められているので、検査項目が違います。検査項目の違いにより、過去にはミネラルウォーターにカビや細菌などの異物が混入した事例もあります。

また、ナチュラルウォーターやナチュラルミネラルウォーターのような天然水は、成分や味を変質させないために必要最低限の沈殿や濾過、加熱殺菌しか行いません

天然水の水源はすべて安全とは限らず、周辺環境の変化に影響を受けやすいため、飲料水として適さない場合があります。

現在では、企業独自の検査項目を設けて厳しい安全基準を徹底しているメーカーが多いです。そのため、ミネラルウォーターの危険性は低いですが、気になる方は塩素で消毒している水道水を利用しましょう。

口を付けたミネラルウォーターを放置しても大丈夫?

ミネラルウォーターは基本的に必要最低限の浄水と消毒しか行っておらず、水道水のように塩素消毒をしていません

そのため、ミネラルウォーター内部に細菌が混ざって放置すると、繁殖する可能性が非常に高いです。

ペットボトルのミネラルウォーターに直接口を付けた場合、唾液から細菌が混ざってしまい、時間経過と共に繁殖します。ミネラルウォーターを購入して口を付けた場合は、カバンや机に放置せず、早めに飲みきるようにしましょう

なお、水道水は塩素の効果で雑菌の繁殖を抑えることができ、常温なら3日、例底で10日経過しても飲用可能です。

ミネラルウォーターの選び方

ミネラルウォーターは商品によって種類と含まれているミネラルが異なります。そのため、選ぶときは、次の2つのポイントに注意しましょう。

  • ・種類
  • ・硬度

上記のポイントを順番に解説します。

種類

ミネラルウォーターは大きく分けて次の4種類があります。

種類 原水 浄化と消毒
ナチュラルウォーター 特定の水源から採水された地下水のみ 沈殿・濾過・加熱殺菌以外の物理的・科学的処理を行わない
ナチュラルミネラルウォーター 徳江の水源から採水された鉱泉水や鉱水など
ミネラルウォーター 何種類かのナチュラルミネラルウォーターを混合したもの
ナチュラルミネラルウォーターのミネラル分を人工的に調整したもの
沈殿・濾過・加熱殺菌以外に、オゾン殺菌、紫外線殺菌、ミネラル分調整、ブレンドなどの処理を行う
ボトルドウォーター 水道水や蒸留水、河川の表流水などの飲用できる水 原水に合った浄化と消毒を行う

特定水源の地下水を原水とし、沈殿・濾過・加熱殺菌以外の物理的・科学的処理を行っていないナチュラルウォーターとナチュラルミネラルウォーターのことを「天然水」と呼びます。

本来のミネラルウォーターは天然水を混ぜたものやミネラル分を追加したものなどを指します。本記事では理解のしやすさを優先して、「水のみを原料とする清涼飲料水」をミネラルウォーターと呼んでいます。

ボトルドウォーターは地下水を原水としていない水で、商品のなかには水道水をペットボトルに詰めたようなものもあります。

種類によってミネラル含有量や価格に違いがあるので注意しましょう。

硬度

硬度とは水に含まれるマグネシウムとカルシウムの合計含有量で、多いと硬水、小さいと軟水に分類されます。次の表は、日本とWHO(世界保健機構)による分類をまとめたものです。

日本 WHO
軟水 100㎎/L以下 60㎎/L未満
中硬水 101㎎/L~300㎎/L以下 60㎎/L~120㎎/L未満
硬水 301㎎/L以上 120㎎/L~180㎎/L未満
非常な硬水 なし 180㎎/L以上

軟水は柔らかな飲み口が特徴で、日本人の舌に合っており飲料水や和食の調理に向いています。一方、硬水はやや強張った味わいですが、ミネラルを積極的に補給したい方や、洋食の調理などで選ばれています。

硬度の異なるミネラルウォーターを飲み比べて、ご自身に合った商品を選びましょう。

水道水の味が気になる方は浄水器の使用を検討してみる

次の表は、水道水とミネラルウォーターの違いをまとめたものです。

水道水 ミネラルウォーター
水源 川やダム、湖、地下水など 原則として地下水のみ
浄化と消毒 徹底的に浄化と消毒を行う 沈殿・濾過・加熱殺菌のみ
ミネラルの含有量 地域によって異なる 商品によって異なり、特定のミネラルが多い水もある
軟水が多く、人によっては塩素が気になる 水道水よりも良い
検査項目 51項目 約20項目

水道水はミネラルウォーターよりも安全性に優れていますが、残留塩素によっては味が悪いと感じる場合があります。

残留塩素は煮沸消毒でカルキ抜きを行えば抑えられますが、飲む度に沸かす作業は面倒です。そのため、水道水の味が気になる方は、浄水器の使用を検討してみましょう。

浄水器とは、水道水の残留塩素や不純物を減少、あるいは除去するための機器です。浄水器ごとに違いはありますが、内部に活性炭や濾過膜などのフィルターがあり、通水時に残留塩素や不純物などをブロックします。

水道水には残留塩素のほかに、クロロホルムやトリクロロエチレン、ジェオスミンなどの不純物が含まれています。厳しい安全基準を徹底しているため、現在の水道水は飲用水として使用することができ、世界基準と比べても安全性は高いです。

しかし、水道水に含まれている残留塩素や不純物は味を損ねる原因となっており、人によっては「水道水は臭い」「不味い」と感じます。

浄水器があれば、水道水が不味いと感じる原因の物質を除去できます。水道水を美味しくしたいと考えている方は、浄水器の導入を検討してみましょう。

まとめ

以上が、水道水とミネラルウォーターの違いの解説です。水道水は川や湖、ダム、地下水などを水源としており、浄水施設で徹底的に浄化と消毒を行って家庭や商業施設などに供給される水です。

一方、ミネラルウォーターは地下水を水源として、沈殿・濾過・加熱殺菌以外の処理を行わずに販売される水です。そのため、水道水はミネラルウォーターに比べて安全性が高いですが、人によっては残留塩素により味が悪いように感じる場合があります。

水道水の味が気になる方は「エクストラアクア」のような浄水器の導入を検討してみましょう。

エクストラアクア」は水道直結の浄水器です。高性能フィルターにより残留塩素を取り除くことができます。さらに、高性能フィルターを通過した水道水にはミネラルも含まれているので、身体に良い影響を及ぼします。

セントラル浄水器のエクストラアクアの特長や詳細について知りたい方は、株式会社アクアリノベーションの公式サイト上にある問い合わせフォームや、フリーダイヤル0120-034-014(おいしい水)までお問い合わせください。

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