浄水器とミネラルウォーターのどちらが節約につながる?1Lあたりの値段やおすすめのタイプを解説
飲料水としてミネラルウォーターを購入している方は、浄水器の利用を検討しましょう。
浄水器は、商品によっては初期費用が高額になりますが、長期的に見れば1Lあたりのコストを抑えることができ、飲料水代を節約できる可能性が高いです。
そこで今回は、浄水器とミネラルウォーターのどちらが節約につながるか解説します。飲料水代を節約したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
浄水器とミネラルウォーターのどちらが節約につながる?
結論から申し上げますと、日常的に浄水器で水を飲む場合と、ミネラルウォーターを飲む場合では、浄水器で水を飲んだ場合のほうが節約につながります。
次の表は、浄水器とミネラルウォーターのコストを比較したものです。
浄水器 | ミネラルウォーター | |
---|---|---|
初期費用 | 100,000円(ビルドイン型浄水器) | なし |
ランニングコスト | 10,000円(年間) | 約33,397円(年間) |
年間水道代 | 約131円 | なし |
1年間の総額 | 約101,131円 | 約33,397円 |
5年間の総額 | 約150,655円 | 約166,987円 |
1Lあたりのコスト | 約55円 | 約61円 |
上記を詳しく解説します。
浄水器のコスト
浄水器とは、水道水に含まれる不純物を除去して、安全で美味しい水を生成する機器です。活性炭や濾過膜などのフィルターによって水道水に含まれる塩素や鉛などの化学物質や微生物を取り除き、清潔な浄水を飲むことができます。
種類によって初期費用は異なり、1,500円~100,000円以上します。今回は、ビルドイン型浄水器を設置したと仮定して、初期費用を100,000円と設定しています。
次に、浄水器は内蔵しているカートリッジが消耗品です。使用していると不純物が付着していき、浄水能力が低下するため、定期的に交換する必要があります。
種類によって交換する頻度と費用は異なり、ビルドイン型浄水器の場合は1年間に1回、約10,000円程度のランニングコストがかかると覚えておきましょう。
最後に、1日の水分摂取量を設定します。健康的な成人の場合、体重1kgにつき約35mLが1日に必要な水分量とされており、体重が50kgの人は1.7L、70kgの人は2.4L必要です。
ただし、人は食事に含まれる水分や体内で栄養素がエネルギーになるときに生成される水分で1L以上摂取しているため、一般的には1日に1.5L程度の水を飲むべきだと推奨されています。
実際に必要な摂取量は個人の体格や運動量、ライフスタイルによって異なりますが、本記事では1日に1.5Lの水を飲むと仮定します。
1Lあたりの単価が0.24円とした場合、1.5Lは0.36円で、年間に換算すると約131円です。
つまり、ビルドイン型浄水器を購入して1日1.5Lの浄水を飲んだ場合、1年目の総額はフィルターの交換代を含めて101,131円です。
仮に、浄水器を法定耐用年数の5年間を使い続けた場合は約150,655円で、1Lあたりのコストは約55円になります。
ミネラルウォーターのコスト
ミネラルウォーターとは、特定の水源から採水され、ろ過や沈殿、加熱殺菌などの処理が施された容器入り飲料水です。細かく分類すると、ナチュラルウォーターやボトルドウォーター、硬水、軟水などありますが、本記事では単にミネラルウォーターをして扱います。
総務省が発表する消費者物価指数によると、1本2Lのミネラルウォーターの2024年10月時点での価格が約122円なので、1Lあたりの単価は約61円です。
1Lあたり約61円のミネラルウォーターを1日1.5L飲んだ場合、ランニングコストは1年間で約33,397円、5年間で約166,987円になります。
長期的に見れば浄水器のほうがお得になる
あくまでもシミュレーションではありますが、ビルドイン型浄水器とミネラルウォーターの5年間の総額を比較した場合、浄水器のほうが1Lあたりのコストがお得になります。
浄水器 | ミネラルウォーター | |
---|---|---|
初期費用 | 100,000円(ビルドイン型浄水器) | なし |
ランニングコスト | 10,000円(年間) | 約33,397円(年間) |
年間水道代 | 約131円 | なし |
1年間の総額 | 約101,131円 | 約33,397円 |
5年間の総額 | 約150,655円 | 約166,987円 |
1Lあたりのコスト | 約55円 | 約61円 |
実際の場合、ビルドイン型浄水器の価格は商品によって異なるため、シミュレーションよりも総額が高額になる可能性は高いです。
一方で、ミネラルウォーターの価格は5年間で約30円近く上昇しており、今後も値上げが起きる可能性を否定できません。
また、ビルドイン型浄水器は浄水器のなかでも初期費用がトップクラスに高額で、お手頃な蛇口直結型浄水器やポッド型浄水器にすれば総額をもっと抑えることが可能です。
更に、法定耐用年数の5年でシミュレーションしましたが、実際の浄水器は7年~10年程度利用できる場合があります。年数が長いほど、1Lあたりのコストがお得になるため、長期的に見ればミネラルウォーターよりも浄水器のほうが節約につながります。
浄水器ごとの違いは?
浄水器はさまざまなメーカーから商品が出ていますが、主に次の種類に分類されます。
特徴 | 初期費用の目安 | |
---|---|---|
ポット型浄水器 | ポットの形状をしているタイプ | 2,000円~10,000円 |
蛇口直結型浄水器 | 蛇口に直接取り付けるタイプ | 3,000円~15,000円 |
据え置き型浄水器 | 大容量かつ多機能なモデルが多い | 10,000円~50,000円 |
ビルドイン型浄水器 | シンク下のスペースに設置するタイプ | 30,000円~100,000円以上 |
ポット型浄水器は文字通り、ポットの形状をした浄水器です。ポットに水道水を注いで冷蔵庫に入れておけば、時間経過と共に浄水されます。ポットなので持ち運びがしやすく、ほかの浄水器に比べて初期費用が抑えられていることが特長です。
蛇口直結型浄水器は、蛇口に直接取り付けるタイプの浄水器です。取り付けるための道具や工具がセットになっており、簡単に取り付けられるので専門の業者を呼ぶ必要がありません。初期費用も、後述の浄水器に比べて抑えられています。
据え置き型浄水器は浄水器本体をシンクの上におき、水道水を循環させて浄水するタイプです。蛇口直結型浄水器に比べると大きくスペースを取りますが、浄水力が高く、機能性に優れている機種があります。
ビルドイン型浄水器はシンクの下のスペースに浄水器を設置するタイプです。シンクの下に設置するため邪魔になりにくく、ほかの浄水器に比べて浄水性能が高いため、不純物の除去を徹底したい方に適しています。
ただし、初期費用がほかの浄水器に比べて高く、専門の業者を呼んで工事を依頼する必要がある点に注意しましょう。
おすすめの浄水器のタイプは?
浄水器は種類によって特長や初期費用が異なるため、利用したいシーンや目的などによって選ぶと良いでしょう。
- ・ コストパフォーマンスにこだわる場合
- ・ 食事のシーンだけ利用したい場合
- ・ 調理や洗い物で利用したい場合
- ・ 住居全体を浄水したい場合
上記を順番に解説します。
コストパフォーマンスにこだわる場合
コストパフォーマンスにこだわるならポット型浄水器や蛇口直結型浄水器がおすすめです。
ポット型浄水器や蛇口直結型浄水器は初期費用が抑えられており、商品にもよりますが高くても10,000円~15,000円程度で購入できます。
初期費用を押さえられれば、年間のコストや1Lあたりのコストをシミュレーションよりも抑えられるので、飲料水に関する費用を節約したい方は検討しましょう。
ただし、ポット型浄水器や蛇口直結型浄水器は浄水能力が低く、商品によっては小まめにカートリッジを取り替える必要があるので手間がかかります。
食事のシーンだけ利用したい場合
ミネラルウォーターを購入する方の多くは、飲むことが目的だと考えられます。
食事のシーンや起床時などで清潔な水を飲みたいと考えている方は、ポット型浄水器の利用がおすすめです。
ポット型浄水器はほかの浄水器と違い、持ち運ぶことができます。冷蔵庫で冷やしておき、食事の際に食卓に持っていくことができるので、ミネラルウォーターと同じような感覚で利用できます。
調理で利用したい場合
浄水は不純物や微生物が取り除かれているため、一般的な水道水とは異なります。
例えば、お米や野菜を洗うときにビタミンを分解しないため、栄養素を逃がしません。また、だしの味をクリアにして、素材の旨味を引き出すことができるため、日々の食事が、より美味しく感じられます。
ただし、浄水器によって浄水能力は異なります。一般的にポット型浄水器や蛇口直結型浄水器は除去できる不純物の数や種類が少なく、据え置き型浄水器やビルドイン型浄水器は多いです。
そのため、調理で浄水を利用したいと考えている方は、据え置き型浄水器やビルドイン型浄水器を設置しましょう。
住居全体を浄水したい場合
上記までで説明した浄水器は、基本的に設置した場所でしか浄水を利用できません。
例えば、台所にビルドイン型浄水器を設置した場合、浄水が利用できる場所は台所に限定されます。
浄水で洗濯物を洗う、顔や歯磨きをする、シャワーを浴びるなど、住居全体で浄水を利用したい場合は、水道メーター直後に取り付けられるセントラル浄水器がおすすめです。
セントラル浄水器は水道の元栓付近に設置するため、蛇口の種類や形状が合わなくて設置できないという問題がありません。
また、シャワーや台所、洗面所、洗濯など、さまざまなシーンで不純物を除去した浄水が手軽に利用できることは魅力です。
まとめ
以上が、浄水器とミネラルウォーターのコストの解説になります。あくまでもシミュレーション上ではありますが、初期費用が高額なビルドイン型浄水器でも、ミネラルウォーターを購入し続けるよりも節約できる可能性が高いです。
単に、食事のときに浄水を飲みたいだけなら、ミネラルウォーターを購入するよりもポット型浄水器や蛇口直結型浄水器を購入したほうが、節約効果を期待できます。
また、浄水を住居全体で利用したいと考えている方は、セントラル浄水器の設置を検討しましょう。
セントラル浄水器についてもっと詳しく知りたいのでしたら、株式会社アクアリノベーションの公式サイト上にある問い合わせフォームや、フリーダイヤル0120-034-014(おいしい水)までお問い合わせください。
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