浄水器で淹れた方がお茶やコーヒーの味は美味しくなる?美味しくなるポイントもわかりやすく解説
お茶やコーヒーを自宅で本格的に入れる場合、お湯で抽出する作業が必要です。
水道水を沸騰させるだけでも十分ですが、味や香りにこだわるなら、浄水器で不純物を取り除いた浄水を試してみましょう。
本記事では、浄水器で淹れた場合のお茶やコーヒーの味や、美味しく淹れられるポイントや方法などを解説します。お茶やコーヒーを自宅で淹れる方は、ぜひ最後までご覧ください。
お茶は水道水と浄水のどちらが良い?
結論から申し上げますとお茶を美味しく飲むなら浄水器でカルキを除去した浄水がおすすめです。
本来、水にはカルシウムやマグネシウムなどのミネラルが含まれており、量が多いと硬水、量が少ないと硬水に分類されます。
お茶の場合、本来の味を邪魔してしまうので、硬水よりも硬度30~80mg/Lの軟水の方が茶葉の香りや風味を楽しむのに適しています。
日本の水道水は厳しい水質基準によって含まれている物質の量が決まっており、地域によって多少の誤差はありますが、硬度はおよそ60mg/Lで軟水です。
つまり、水道水はお茶を淹れるのに適した水質になります。
しかし、水道水は雑菌を抑制するために残留塩素が含まれているので、そのまま利用すると人によってはカルキ臭さを感じるかもしれません。
沸騰によるカルキ抜きが可能ですが、完全に抜くためには20分~30分の沸騰が必要です。更に、長時間に渡って沸騰するとお茶の成分を引き出す炭酸ガスまで失われるので、沸騰によるカルキ抜きでは、完璧とは言えません。
浄水器は残留塩素を取り除くことが可能なため、水道水よりも浄水でお茶を淹れた方が美味しくなる可能性は高いです。
お茶を自宅で美味しく淹れるポイント
お茶を自宅で美味しく淹れるポイントは以下のとおりです。
- ・ お茶の種類や入れる人数に合った茶器を用意する
- ・ 適切な湯量と湯温を把握する
- ・ 最後の一滴まで注ぎ切る
お茶は玉露や上級煎茶、番茶、ほうじ茶などがあり、種類によって1杯の量が異なります。
たとえば、玉露は美味しくなる温度が40℃~60℃のため、大きな湯のみにたくさん入れてしまうと冷めてしまうので、小ぶりの湯飲みで冷めないうちに飲み干してしまうのがおすすめです。
一方、番茶やほうじ茶は熱めのお湯でたっぷり入れると美味しく味わえるので試してみましょう。
次に、急須に入れるお湯の量が重要です。お茶は時間経過と共に苦み成分であるカテキンが溶けだしていくので、1杯目を注ぎ終えたときに急須にお湯が残っていると、2杯目以降が苦くなる可能性が高いです。
そのため、急須に入れるお湯は人数分の各湯飲みに8分目ほどの量が適当で、なるべく1杯目のお湯は使いきりましょう。あらかじめ、湯のみにお湯を注ぎ、測ってから急須に入れると良いです。
ただし、浄水をヤカンで沸かした時点では100℃ですが、ポットや茶わん、急須など新しい器に移していくと5℃~10℃程度下がります。急須に入れた時点で60℃まで低下している場合があるので、湯温に注意しましょう。
最後に、急須に入れたお湯は1杯目のお茶として注ぎ切ります。お湯が残っているとカテキンが浸透し、2杯目以降が苦くなる可能性があるからです。お茶の量と濃度が均等になるように、何回かに分けて注ぐと良いでしょう。
2杯目以降を注ぐ場合、1杯目よりも高い温度で、同じように人数分のお湯を急須に注ぎ、浸出時間を1杯目の半分程度にしておくと、美味しいお茶になります。
コーヒーは水道水と浄水のどちらが良い?
結論から申し上げますと、コーヒーの場合も美味しく飲むなら浄水器でカルキを除去した浄水がおすすめです。
コーヒーはコーヒーチェリーと呼ばれる果実の実を乾燥させ、火を通したコーヒー豆から作ります。
独特の苦みは火を通すことで生まれる焦げで、マグネシウムが多い硬水だと苦み成分は溶けだしやすいですが、酸味成分が溶けだしにくいです。
そのため、硬水でコーヒーを抽出すると、味の余韻が重くなる傾向があります。
一方、マグネシウムやカリウムなどのミネラル分が少ない軟水でコーヒーを淹れると、酸味が際立つさっぱりした味わいになるため、水道水もコーヒーに適しています。
しかし、水道水には残留塩素が含まれているので、人によってはカルキ臭さを感じるかもしれません。沸騰させればある程度は気になりませんが、カルキ臭さを完全に除去したい場合は水道水よりも、浄水器の浄水の方が良いです。
コーヒーを自宅で美味しく淹れるポイント
コーヒーを自宅で美味しく淹れるポイントは以下のとおりです。
- ・ 粉の約16倍の重さのお湯を用意する
- ・ 時間をかけてお湯を注ぐ
コーヒー豆の種類によって異なりますが、基本的に1杯のコーヒーに必要な粉の量は14gなので、1杯分のコーヒーにお湯は約230g必要です。
また、コーヒーに最適な湯温は85℃~95℃なので、ヤカンでお湯を沸かしたら多少冷めるまで待ちましょう。
次に、粉をフィルターにセットしたら、粉の量に対して約2.5倍程度のお湯で粉全体が濡れるまで注ぎ、30秒ほど蒸らします。
あとは、蒸らした30秒を含めた合計2分かけてお湯を注ぎましょう。美味しいコーヒーを味わいたい場合は、重さをはかる電子スケールやタイマーなどを用意すると良いです。
浄水器でお茶やコーヒーを美味しく味わうおすすめの方法
日本の水道水は含まれているカルシウムやマグネシウムの量が少ない軟水なので、お茶やコーヒーを味わうのに適しています。
しかし、水道水には殺菌のために残留塩素が含まれているので、人によってはカルキ臭さを感じるかもしれません。
浄水器でカルキを取り除いた浄水でお茶やコーヒーを淹れると、本来の味わいや風味が際立ちます。
また、浄水器があれば水出し緑茶や水出しコーヒーを手軽に作ることが可能です。
水出しとは茶葉やコーヒーの粉を水に浸して、時間をかけて抽出する技法で、お湯で淹れたお茶やコーヒーに比べて雑味がなくスッキリとした味わいを楽しめます。
水道水で水出し緑茶や水出しコーヒーを作る場合、沸騰させてカルキ抜きした水道水が常温になるまで放置しないといけないので、時間がかかります。
一方、浄水器なら蛇口を捻るだけで常温の浄水が利用できるので、水出し緑茶や水出しコーヒーを作るのに向いています。
暑い夏に備えて、水出し緑茶や水出しコーヒーの作り方を覚えておきましょう。
水出し緑茶の作り方
水出し緑茶の作り方は以下のとおりです。
- 1. ボトルを用意する
- 2. 浄水1Lに対して茶葉を10g前後入れる
- 3. 冷蔵庫で3時間~10時間かけて浸出する
なお、水出し緑茶も抽出時間が長くなると苦みが強くなる場合があります。苦いお茶が苦手な方は、お好みの味になったら茶葉を取り除くと良いでしょう。
水出しコーヒーの作り方
水出しコーヒーの作り方は以下のとおりです。
- 1. ボトルを用意する
- 2. 浄水500mLに対してコーヒー粉を50g前後入れる
- 3. 冷蔵庫で7時間~8時間かけて浸出する
茶葉はそのままボトルに入れても溶けませんが、コーヒーの粉は種類によっては溶けにくいので、茶葉用の紙パックに入れると良いです。
また、コーヒーも時間経過と共に苦みが抽出されるので好みの味になったら取り出しましょう。
お茶やコーヒーにおすすめの浄水器は?
次の表は、浄水器の一般的な種類をまとめたものです。
特徴 | 初期費用の目安 | |
---|---|---|
ボトル型浄水器 | ボトルの形状をしているタイプ | 1,500円~3,000円 |
ポット型浄水器 | ポットの形状をしているタイプ | 2,000円~10,000円 |
蛇口直結型浄水器 | 蛇口に直接取り付けるタイプ | 3,000円~15,000円 |
据え置き型浄水器 | 大容量かつ多機能なモデルが多い | 10,000円~50,000円 |
ビルドイン型浄水器 | シンク下のスペースに設置するタイプ | 30,000円~100,000円以上 |
お茶やコーヒーを作りたいあら、据え置き型浄水器やビルドイン型浄水器がおすすめです。
据え置き型浄水器やビルドイン型浄水器は、ほかの浄水器に比べて浄水力が高いため、カルシウムやマグネシウム、残留塩素などさまざまな不純物を除去でき、お茶やコーヒーの味を損ないません。
また、浄水で水出し緑茶や水出しコーヒーだけを作りたい場合はポット型浄水器もおすすめです。
ポット型浄水器は文字通りポットの形状をしている浄水器で、容器に注ぐ際にフィルターで不純物を取り除くため、浄水を持ち運びやすいというメリットがあります。
さらに、冷蔵庫に入りやすいサイズをしている商品が多いので、内部に茶葉やコーヒーの粉などを入れておき、水道水を注いでおけば、浄水で水出し緑茶や水出しコーヒーを作ることが可能です。
ただし、ポット型浄水器は据え置き型浄水器やビルドイン型浄水器に比べると浄水力が低いというデメリットがあるので注意しましょう。
まとめ
以上が、浄水でお茶やコーヒーを淹れる場合の解説になります。日本の水道水は軟水なのでお茶やコーヒーに向いていますが、残留塩素が気になる場合があるので、味を損なわずに楽しみたい方は浄水器を活用しましょう。
浄水器があると、お茶やコーヒーだけでなく、食材の栄養素を保ち、素材本来の旨味を味わうことができます。
また、浄水を住居全体で利用したいと考えている方は、セントラル浄水器の設置を検討しましょう。
セントラル浄水器についてもっと詳しく知りたいのでしたら、株式会社アクアリノベーションの公式サイト上にある問い合わせフォームや、フリーダイヤル0120-034-014(おいしい水)(おいしい水)までお問い合わせください。
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