浄水器が蛇口に合わない原因と対処法は?浄水器が合うタイプの蛇口の特徴もあわせて解説
蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器は蛇口に取り付けて利用する浄水器ですが、合わない場合があります。
合わないのに購入してしまうともったいないので、あらかじめ浄水器を取り付けられるタイプの蛇口を知っておきましょう。
そこで今回は浄水器が蛇口に合わない原因と対処法、合うタイプの蛇口などを解説します。蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を利用したい方は、ぜひ最後までご覧ください。
蛇口に取り付けられる浄水器とは?
浄水器にはいくつか種類があり、蛇口に直接取り付けるタイプは蛇口直結型浄水器と据え置き型浄水器の2種類です。
蛇口直結型浄水器は蛇口の先端に取り付けることができ、吐水時に内蔵されたカートリッジを通って水道水が浄水されます。
据え置き型浄水器は蛇口の先端にホースを取り付け、台所に置いた浄水器本体を経由して、別のホースから浄水された水道水が吐水される仕組みです。
蛇口直結型浄水器と据え置き型浄水器の共通しているポイントは、取り付けるために工事が必要ないことです。
ただし、蛇口の形状によっては合わない場合があるので、注意しましょう。
蛇口直結型浄水器を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
据え置き型浄水器を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
浄水器が合うタイプの蛇口
蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器が合う蛇口のタイプは以下のとおりです
- ・ 丸形蛇口
- ・ 泡沫水栓(外ネジタイプ・内ネジタイプ)
- ・ 先端がストレートなタイプ
丸形蛇口とは、先端が丸みを帯びて膨らんだフォルムの蛇口です。直径寸法は16mm、17.5mm、19mmのいずれかで、基本的には浄水器に付属されている固定用リングだけで取り付けられます。
蛇口のなかではシンプルな形状をしているため、蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を取り付けしやすいです。
泡沫水栓とは、水栓の先端にフィルターが付いており、空気を混ぜることで水流に気泡を含ませた状態で吐水する蛇口です。水はねが少なく、肌に優しい、水量が減って節水になるなどのメリットがあります
泡沫水栓の場合、先端に気泡を含ませるフィルターが付いているので、外すところから始めましょう。
ネジタイプが外タイプと内タイプの2週類がありますが、どちらのパターンでも蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を取り付けることが可能です。
なお、金具が外ネジの場合は直径22mm、内ネジの場合は直径23mmや24mmの蛇口が多い傾向があります。
ストレートタイプは、丸形蛇口に似た形状ですが、先端が膨らんでいない蛇口を指すことが多いです。
上記の蛇口と違い、商品によって先端部分の長さと直径が異なり、取り付けられない可能性があるので注意しましょう。
また、ストレートタイプの場合、ピス止め用のリングやピスが必要になるため、ほかの蛇口に比べて取り付ける手間がやや多いです。
浄水器が蛇口に合わない原因
購入した蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器が蛇口に合わない場合、次の原因が考えられます。
- ・ 蛇口の種類が合っていない
- ・ 蛇口のサイズが合っていない
上記を順番に解説します。
蛇口の種類が合っていない
次のような蛇口を使用している場合は、蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器が合わない可能性が高いです。
- ・ シャワー付き蛇口
- ・ センサー付き蛇口
- ・ 先端にネジがない蛇口
シャワー付き蛇口とは、蛇口の先端に細かい目が入ったヘッドがあり、風呂のシャワーのように細かい水が出てくる蛇口です。
蛇口に後からシャワーヘッドを取り付けているなら、蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器と交換する形で取り付けられます。
しかし、蛇口とシャワーヘッドが一体型となっている場合、蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を取り付けることができません。
センサー付き蛇口はセンサーを内蔵しており、手や皿に反応して自動的に吐水を始める蛇口です。
水を流す手間を減らせる便利な蛇口ですが、基本的にセンサーと一体型の蛇口しかなく、取り付けるとセンサーに干渉してしまう恐れがあります。
ほかにも、最近の蛇口はデザインを優先してネジが付いていない、あるいは四角いタイプなどがあり、形状が合わないため蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を取り付けられないです。
特殊な種類や形状の蛇口では、蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を取り付けられない可能性が高いと覚えておきましょう。
蛇口のサイズが合っていない
蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を取り付けられない原因として、蛇口のサイズが合っていない場合があります。
丸形蛇口や泡沫水栓は直径の種類がある程度絞られているので、浄水器に同梱されているリングを取り付ければ問題ありません。
しかし、先端がストレートタイプの蛇口は、蛇口の先端の長さや直径によっては取り付けられないことがあります。
商品によって異なりますが、蛇口の先端の長さが10mm未満、直径が13mm未満、あるいは24mm以上だと、蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器が取り付けられない可能性が高いです。
蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を購入する前に、蛇口のサイズを確認しましょう。
浄水器が蛇口に合わない場合の対処法
蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器が蛇口に合わない場合の対処法は以下のとおりです
- ・ 蛇口を交換する
- ・ ほかの浄水器を利用する
上記を順番に解説します。
蛇口を交換する
どうしても蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を利用したい場合は、対応できる蛇口への交換を検討しましょう。
丸形蛇口や泡沫水栓なら大抵の蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器に対応しているので、取り付けることが可能です。
また、蛇口の交換ではなく、分岐水栓の導入も選択肢の1つになります。
分岐水栓とは、既存の蛇口に水を供給する口を追加するための部品です。水道管の切断や各種パーツの分解などが必要ですが、既存の蛇口を交換する必要がありません。
ほかの浄水器を利用する
蛇口の交換や分岐水栓を導入するつもりがないなら、ほかの浄水器を利用することを検討しましょう。
例えば、ポット型浄水器は文字通りポットの形状をした浄水器で、注いだ水道水を内部のフィルターで浄水して、必要に応じて冷蔵庫に入れたり、食卓に出したりできます。
水を注ぐ時は蓋を外すだけなので、蛇口の種類や形状など関係なく利用できる浄水器です。
また、浄水器にはシンクの下のキャビネット内に浄水器本体やホースを設置するビルドイン型浄水器があります。
アンダーシンクタイプとも呼び、蛇口の種類や形状を問わずに設置可能です。浄水能力が高いため、本格的に水道水を浄水したい方におすすめです。
両方とも、蛇口の種類や形状を問わずに利用できるという共通点がありますが、一方で初期費用や浄水能力などに違いがあるので、導入したい方は注意しましょう。
ポット型浄水器を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
ビルドイン型浄水器を詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
蛇口に浄水器を取り付ける手順
蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を蛇口に取り付ける場合は、次の道具を用意しましょう。
- ・ 購入時に付属している部品
- ・ コイン
- ・ プラスドライバー
商品によって手順は多少異なりますが、上記の道具があれば水道工事の経験や資格がない方でも取り付けることは可能です。
蛇口の種類ごとに取り付ける手順を解説します。
丸形蛇口の取り付け方
丸形蛇口には、後述する泡沫水栓やストレートタイプのように、溝やピスはありません。蛇口との接続部分に付属の固定用リングを取り付けるだけで済みます。
丸形蛇口に浄水器を取り付ける手順は以下のとおりです
- 1. 取り付けナットを蛇口へ通す
- 2. 固定用リングを蛇口の先端に取り付ける
- 3. 本体を取り付けて、取り付けナットで締める
ほかの蛇口に比べて手間がかからないので、蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器を導入しやすいです。
泡沫水栓の取り付け方
泡沫水栓はフィルターが先端に付いていますが、溝が内側にあるか、外側にあるかで最初の手順が異なります。
泡沫水栓に浄水器を取り付ける手順は以下のとおりです
- 1. 内側タイプならコインで、外側タイプなら蛇口の泡沫キャップを回して取り外す
- 2. 取り付けナットを蛇口へ通す
- 3. 本体を取り付けて、取り付けナットで締める
内側タイプの泡沫水栓の場合、泡沫キャップ表面に溝があるので、コインやボタンなどの細長いものを利用して外しましょう。
なお、取り付ける際に締め付けすぎると破損する場合があるので注意が必要です。
ストレートタイプの取り付け方
ストレートタイプの場合、膨らみや溝がないため、ピス止め金具で本体をしっかりと止める必要があります。そのため、プラスドライバーを用意しましょう。
ストレートタイプに浄水器を取り付ける手順は以下のとおりです
- 1. ピス止め金具セットを浄水器本体に取り付ける
- 2. 金具付きの浄水器を蛇口に取り付ける
- 3. ピスをドライバーで締めて固定する
- 4. 取り付けナットを締める
なお、蛇口のサイズが合わない場合、上記手順で取り付けることができないので、事前に確認しておくことが重要です。
浄水を利用するメリットは?
浄水器を利用するために蛇口のサイズを調べたり、専門的な工事の相談をしたりするのは面倒に感じるかもしれません。
しかし、水道水を浄水すると、次のようなメリットが得られます。
- ・ 水道水の匂いや味が良くなる
- ・ 不純物を除去できる
- ・ 髪や肌への負担を減らせる
- ・ 水を購入する必要がなくなる
上記を順番に解説します。
水道水の匂いや味が良くなる
水道水は安全性を維持するために塩素による消毒を実施しており、残留塩素が含まれています。
塩素ではありますが、体に害のある量ではないため、普段から飲んでいても問題はありません。
しかし、残留塩素は独特の匂いや味がするため、人によっては気になるかもしれません。
また、マンションやアパートで暮らしている場合、貯水槽の匂いが付いてしまい、不快感を覚える方がいます。
浄水器は、上記のような臭いを除去できるので、美味しい水をいつでも飲めるようになることが最大のメリットです。
不純物を除去できる
水道水には残留塩素以外に、次のような不純物が含まれていることがあります。
- ・ 一般細菌
- ・ カドミウム
- ・ トリハロメタン類
- ・ 硝酸態窒素・亜硝酸性窒素
- ・ 鉛
- ・ 亜鉛
- ・ 水銀
- ・ フッ素・化合物
- ・ ヒ素
上記を含めた20種類以上の不純物が含まれております。
どの不純物も微量のため、健康に影響はないと証明されていますが、気になる方は浄水器で取り除くと良いでしょう。
ただし、浄水器によって浄水能力に違いがあり、本格的に浄水したい場合はビルドイン型浄水器やセントラル浄水器のような大型の浄水器が望ましいです。
髪や肌への負担を減らせる
水道水に含まれる残留塩素は、髪や肌の負担になることがあります。
例えば、髪や肌はタンパク質から構成されていますが、塩素はたんぱく質を痛める性質がある物質です。
そのため、水道水をそのまま利用すると、髪のキューティクルが痛んでしまう可能性を否定できません。
シャワーに浄水器を取り付けられれば、残留塩素を取り除けるので、髪や肌への負担を減らせます。
水を購入する必要がなくなる
水道水の匂いや味が気になって、市販の水を購入している方は少なくありません。
しかし、最近の物価高により市販の水の価格も上昇傾向が見られ、量によっては家計を圧迫します。
浄水器を導入すれば、市販の水を購入する必要がありません。定期的に水を購入する手間や支出を減らせるので、導入を検討してみましょう。
家全体の水道水を浄水したい場合はセントラル浄水器がおすすめ
蛇口に取り付けて使用する蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器と、蛇口の種類や形状を問わずに利用できるポット型浄水器やビルドイン型浄水器は、基本的に1箇所の水道水を浄水する浄水器です。
台所に設置した場合、浄水で洗濯物を洗う、浄水で顔や歯磨きをする、浄水のシャワーを浴びたいなどができません。
さまざまなシーンで本格的に浄水を使用したい方は、セントラル浄水器のように水道メーター直後に取り付けられる浄水器を検討してみましょう。
セントラル浄水器は水道の元栓付近に設置するため、ポット型浄水器やビルドイン型浄水器のように蛇口の種類や形状を問わずに利用できます。
また、住宅全体に供給する水道水を浄水するため、シャワーや台所、洗面所、洗濯など、さまざまなシーンで不純物を除去した浄水が使用できます。
浄水には通常の水道水とは違ったメリットがあります。例えば、浄水で野菜を洗えばビタミン類の損失を防ぐことができ、洗濯時の色あせを回避することが可能です。
水道の元栓付近に設置するため、蛇口周りはスッキリとし、ビルドイン型浄水器のようにシンクの下にスペースを確保する必要もありません。本格的に浄水を使いたい方は、セントラル浄水器の導入を検討してみましょう。
まとめ
以上が、浄水器が蛇口に合わない場合の原因と対処法の解説です。蛇口に取り付けて使用できる浄水器は蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器の2種類で、基本的に丸形蛇口と泡沫水栓、ストレートタイプの蛇口に合います。
一方で、シャワー付き、センサー付き、サイズの基準を満たさないストレートタイプの蛇口では合わないので、浄水器を購入する前に蛇口の種類やサイズはチェックが必要です。
浄水器を蛇口に取り付けられない場合は、蛇口を交換するか、蛇口の種類や形状に関係なく利用できるポット型浄水器、ビルドイン型浄水器、セントラル浄水器から選ぶと良いでしょう。
おすすめは家全体に浄水を給水でき、さまざまなシーンで浄水が使えるようになるセントラル浄水器です。
セントラル浄水器についてもっと詳しく知りたいのでしたら、株式会社アクアリノベーションの公式サイト
上にある問い合わせフォームや、フリーダイヤル0120-034-014(おいしい水)までお問い合わせください。
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