ポット型浄水器とは?メリットやデメリット、ほかの浄水器との違いもわかりやすく解説
ポット型浄水器は水道水を注いで冷蔵庫に入れておけば、自動的に不純物を除去された浄水が利用できる浄水器です。浄水器としては安価で、ほかの浄水器にないメリットもあります。
そこで今回は、ポット型浄水器のメリットやデメリット、ほかの浄水器との違いなども解説します。ポット型浄水器について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
ポット型浄水器とは?
ポット型浄水器とは、ポット内部のろ過フィルターによって水道水の不純物を取り除くポット(ピッチャー)のことです。メーカーによっては浄水ポットとも呼び、商品によってサイズや形状などが異なります。
共通しているポイントは、ポット内部にフィルターがあり、フィルターを通過した時に水道水に含まれている不純物やカルキ臭などを取り除くことが可能なことです。
ポット型浄水器のメリットは?
ポット型浄水器のメリットは以下のとおりです。
- ・ 手軽に浄水できる
- ・ 浄水した水を持ち運びしやすい
- ・ 場所を選ばない
- ・ 浄水器としては安価
上記のメリットを順番に解説します。
手軽に浄水できる
ポット型浄水器の1つ目のメリットは、手軽に浄水できることです。
フィルターが自動的に浄水を行うため、水道水を注いて放置しているだけで不純物がなく、カルキ臭もしにくい水道水が使えるようになります。
例えば、寝る前に水道水を注いで冷蔵庫で冷やしておけば、翌朝には冷たい浄水で味噌汁を作ったり、コーヒーを沸かしたりできます。
浄水した水を持ち運びしやすい
ポット型浄水器の最大のメリットは、浄水した水を持ち運びしやすいことです。
メーカーや商品によって形状やサイズに違いはありますが、基本的に冷蔵庫内に入るサイズで、片手で注げるような形状となっています。
そのため、食事中の水として食卓に置いたり、2階や3階で作業中の人に持っていったりすることが可能です。
場所を選ばない
ポット型浄水器のメリットとして、場所を選ばずに使用できることも挙げられます。
浄水器には蛇口に取り付けるタイプやシンクの下に設置するタイプなどがあります。
それぞれにメリット、デメリットなどの違いはありますが、基本的に蛇口がある場所や給水配管の傍など、設置する場所が決まっていることが多いです。
ポット型浄水器は水道水を入れておけば、あとは内部のフィルターが浄水を自動的に行うため、使用する場所を選びません。
浄水器としては安価
ポット型浄水器の最後のメリットは、浄水器としては安価なことです。
メーカーや商品によって浄水器の価格は異なりますが、工事が必要なタイプの浄水器は10,000円~200,000円程度と高額な傾向があります。工事が不要でも、水道に直接設置するタイプの浄水器は5,000円以上が相場です。
一方で、ポット型浄水器は2,000円~5,000円程度で購入できます。
浄水器を導入する際のコストを抑えたいと考えている方は、ポット型浄水器の購入を検討しましょう。
ポット型浄水器のデメリット
ポット型浄水器のデメリットは以下のとおりです。
- ・ 一度に浄水できる量に限りがある
- ・ ろ過に時間が必要
- ・ カートリッジを交換する頻度が多い
- ・ 冷蔵庫内にある程度のスペースが必要
上記を順番に解説します。
一度に浄水できる量に限りがある
ポット型浄水器の最大のデメリットは、一度に浄水できる量に限界があることです。
ポット型浄水器は水道水をポットに注ぐことで浄水を始めます。メーカーや商品によって容量は異なりますが、基本的に容量以上の水道水を一度に浄水することはできません。
そのため、大量の浄水を使用したい場合にポット型浄水器は不向きです。
ろ過に時間が必要
ポット型浄水器のデメリットとして、ろ過に多少の時間が必要なことも挙げられます。
ポット型浄水器に水道水を注ぐと、フィルターで水道水をろ過してからポットへと溜まっていきます。フィルターでろ過される時間はメーカーや商品によって異なりますが、3分~5分程度です。
ほかの浄水器は水道水の水圧を利用しているため、ろ過に時間はかかりません。
そのため、ポット型浄水器は水道水を注いでから多少待つ必要があると覚えておきましょう。
カートリッジを交換する頻度が多い
浄水器はフィルター内部に浄水剤が入ったカートリッジがあり、水道水がフィルターを通過する際に不純物が浄水剤に付着します。メーカーや商品によって浄水剤は異なりますが、使用し続けると浄水力が減少していき、一定期間を目安に交換する必要があります。
ポット型浄水器はメーカーや商品によりますが、カートリッジの交換期間が1ヵ月~3カ月となっており、ほかの浄水器に比べて短いです。
カートリッジは購入して取り替えるため、交換する頻度が多いとランニングコストが高くなり、手間が増えるというデメリットがあります。
冷蔵庫内にある程度のスペースが必要
ポット型浄水器の最後のデメリットは、冷蔵庫内にある程度のスペースが必要なことです。
水は常温で放置していると、雑菌が繁殖して飲み水に適さなくなる可能性があります。
水道水は残留塩素によって雑菌の繁殖をある程度防ぎますが、ポット型浄水器でろ過した浄水は残留塩素がないため、常温で放置しているとあっという間に雑菌が繁殖します。
そのため、ポット型浄水器に水道水を注いだら、冷蔵庫で保管することが望ましいです。
しかし、メーカーや商品によって形状やサイズは異なりますが、ポット型浄水器はフィルターを内蔵していることもあって、普通のポットに比べると大きい傾向があります。
冷蔵庫内で保存する際は、ある程度のスペースを確保しておきましょう。
ポット型浄水器とほかの浄水器の違い
次の表はポット型浄水器とほかの浄水器の違いをまとめたものです。
浄水器の種類 | 特徴 | 相場 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|---|
ポット型浄水器 | ポットに水道水を注いで持ち運べる容器タイプの浄水器 | 2,000円~5,000円 | 手軽に導入できる 浄水を持ち運びできる |
一度に浄水できる量に上限がある 浄水が完了するまで数分かかる |
蛇口直結型浄水器 | 蛇口の先端に取り付けるタイプの浄水器 | 3,000円~20,000円 | 取り付けが簡単 場所を取らない |
カートリッジの寿命が短い |
アンダーシンク型(ビルドイン)浄水器 | シンクの下に本体を設置するタイプの浄水器 | 50,000円~200,000円 | 浄水性能が高い シンクの上がスッキリする |
設置工事が必要 導入コストが高い シンク下に設置スペースが必要 |
据え置き型浄水器 | 蛇口から分岐水栓を使ってホースと繋ぎ、本体でろ過するタイプの浄水器 | 10,000円~100,000円 | 浄水性能が高い 取付工事が不要 |
設置するスペースが必要 蛇口直結型浄水器よりも高い |
浄水器ごとの違いを順番に解説します。
蛇口直結型浄水器
蛇口直結型浄水器とは、文字通り蛇口の先端に取り付けて使用する浄水器です。小型のため手軽に取り付けることができ、ほかの浄水器に比べてスペースを取りません。
導入の手軽さや初期費用の安さなどのメリットや、カートリッジの交換頻度が多いというデメリットはポット型浄水器と共通しています。
一方で、蛇口直結型浄水器は蛇口に直結する必要があり、ポット型浄水器は使用する場所を選ばないという点で優れています。
しかし、ポット型浄水器は容量以上の水道水をろ過することはできないといった不便さがあります。
アンダーシンク型(ビルドイン)浄水器
アンダーシンク型浄水器とは、浄水器本体をシンクの下に設置するタイプです。蛇口直結型浄水器や据え置き型浄水器と違って、蛇口付近がスッキリとします。
ポット型浄水器と比べて浄水スピードや浄水性能が優れていますが、設置する際に工事が必要で、相場が50,000円~200,000円と高額です。
据え置き型浄水器
据え置き型浄水器とは、蛇口部分から分岐水栓を使ってホースで繋ぎ、浄水器本体を蛇口周辺に設置するタイプです。アンダーシンク型浄水器と違って取付工事が要りません。
ポット型浄水器に比べて相場が10,000円~100,000円とやや高額な傾向はありますが、浄水性能に優れていることが魅力です。
本格的に浄水を使いたい場合はどうすれば良い?
ポット型浄水器とほかの浄水器を比べると、持ち運びできる手軽さや初期費用の安さなどは魅力ではありますが、ろ過できる水道水の量に上限があることがネックです。
例えば、浄水でお米を研いだり、野菜を洗ったり、みそ汁を沸かしたりすると、ポット型浄水器の浄水を使いきってしまう可能性があります。また、メーカーや商品によって異なりますが、浄水能力が高いポット型浄水器は少ないです。
ポット型浄水器は浄水を持ち運びしたい、飲用水として使用したいといったケースでは役立ちますが、大量の浄水を使用したい場合や、本格的に浄水を使いたい場合には不向きな浄水器になります。
さまざまなシーンで本格的に浄水を使用したい方は、セントラル浄水器のように水道メーター直後に取り付けられる浄水器を検討してみましょう。
セントラル浄水器は水道の元栓付近に設置するため、シャワーや台所、洗面所、洗濯など、さまざまなシーンで不純物を除去した浄水が使用できます。
浄水で野菜を洗えばビタミン類の損失を防ぐことができ、洗濯時の色あせを回避することが可能です。
水道の元栓付近に設置するため、蛇口周りはスッキリとし、シンクの下にスペースを確保する必要もありません。本格的に浄水を使いたい方は、セントラル浄水器の導入を検討してみましょう。
まとめ
以上が、ポット型浄水器の解説になります。ポット型浄水器は水道水を注いで冷蔵庫に入れておけば浄水が利用できるようになり、ポットなので持ち運びしやすいといったメリットがあります。
そのため、水道水の不純物を除去して飲用水として使用したい方におすすめです。
しかし、浄水できる量に上限があるため、大量の浄水を調理や洗濯などのシーンで使用したい方にはおすすめできません。本格的に浄水を使いたい方は、セントラル浄水器をチェックしてみましょう。
セントラル浄水器についてもっと詳しく知りたいのでしたら、株式会社アクアリノベーションの公式サイト上にある問い合わせフォームや、フリーダイヤル0120-034-014(おいしい水)までお問い合わせください。
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