【保存版】浄水器の処分マニュアル!種類別の正しい捨て方と注意点まとめ

新しい浄水器に買い替えを検討する時、気になるのが既存の浄水器をどのように処分すればいいのかということではないでしょうか。浄水器にはさまざまな種類やサイズがあり、それぞれ捨て方も異なります。そこでこの記事では、浄水器のタイプ別に、処分方法について詳しく解説していきます。お住まいの自治体によっても異なるものではありますが、基本的な注意点などについても触れていくので、ぜひ参考にしてみてください。
1.浄水器の処分に悩む人が続出!
浄水器を処分する際に、どのようにしたらいいのか迷う人が多いのは、次のような理由が考えられます。
1-1.高性能・高機能だからこそ処分に迷う
浄水器の内部には、フィルターや樹脂、金属部品や電気回路など、複数の素材が使われています。そのおかげで高性能・多機能が実現しているものの、単純に「可燃ごみ」や「不燃ごみ」などとして処分できないのです。また、自治体ごとにルールも異なるので、処分に迷ってしまうのです。
1-2.家電ともごみとも違って分別が難しい
一見すると小型家電に見える浄水器ではあるものの、浄水器にも種類があって、処分方法は同じではありません。たとえば「蛇口直結型」はプラスチック主体で軽量ですが、「据え置き型」や「ビルトイン型」は金属や電気部品が多く使われ重量があります。家電ともごみとも違う素材構成だから、分別が難しいと考える人が多いのです。
2.浄水器のタイプ別!処分方法を解説
ここからは、さまざまな浄水器のタイプ別に、処分方法を解説していきましょう。
2-1.「蛇口直結型」浄水器の処分方法とは?
蛇口直結型の浄水器は、一般家庭でもっとも普及しているタイプの浄水器です。蛇口に直接取り付けるだけで、手軽に水道水をろ過できます。カートリッジの交換が簡単で、価格も比較的リーズナブルなので、賃貸住宅や一人暮らし世帯にも人気です。本体はプラスチックと金属部品からできている複合構造で、フィルターは内部に組み込まれています。
蛇口直結型の浄水器の使用済みカートリッジは、活性炭や中空糸膜などが含まれるので、「可燃ごみ」扱いになる場合が多いでしょう。本体は、プラスチック主体なら、「プラごみ」や「不燃ごみ」として処分します。金属部分は、自治体やスーパーなどに設置されている「小型家電リサイクルボックス」に持ち込むことで、リサイクルも可能です。
2-2.「ポット型」浄水器の処分方法とは?
ポット型浄水器は、ピッチャーのような形状をした容器にフィルターが内蔵されているタイプの浄水器です。水を注いでろ過した後に冷蔵庫などで保存して使えるので、飲料用水や調理用水に向いています。プラスチックの本体と交換式のフィルターからできていて、フィルターの寿命はおよそ数週間から数か月程度です。
ポット型浄水器の処分方法としては、フィルター部分は「可燃ごみ」として処分できることが多いものの、自治体によっては別に回収することもあります。本体はほぼプラスチックであり、「プラごみ」または「不燃ごみ」でいいでしょう。ただしサイズの大きい場合には「粗大ごみ」の扱いになる自治体もあるので、事前の確認が必要です。
2-3.「据え置き型」浄水器の処分方法とは?
据え置き型の浄水器は、シンク横に設置して蛇口から延ばすホースで接続するタイプの浄水器です。内部には大型のフィルターを搭載していて、ろ過能力の高い点が特徴です。家庭に置くタイプとしては中型から大型で、プラスチックや金属部品、ホースの一体化しているのが特徴です。重量があるものの、設置や交換は比較的容易でしょう。
処分する際には、まずは水抜きをして乾燥させます。据え置き型浄水器は「粗大ごみ」または「小型家電リサイクル」の対象にしている自治体が多く、家電量販店での回収も利用できる場合が多々あります。分解してプラスチックと金属に分ければ、資源としてリサイクルされやすくなるでしょう。
2-4.「ビルトイン型」浄水器の処分方法とは?
キッチンのシンク下や配管に組み込む、本格的な浄水器が、「ビルトイン型」浄水器です。家庭用であっても業務用に近い本格性能をもつものが多く、フィルターは数か月から数年に一度交換します。配管工事が必要なタイプであり、取り外す際も専門技術が必要です。内部はステンレスや活性炭、樹脂などさまざまな素材が使われています。
処分の際には、自分で取り外しするのは危険です。水道工事資格を有する業者に依頼しましょう。また、メーカーや販売店の回収・下取りサービスを利用して処分できます。
2-5.携帯型浄水器の処分方法とは?
「携帯型」浄水器は、登山やキャンプ、災害時の緊急用などに使われる浄水器です。ペットボトル型やストロー型があり、活性炭やフィルターメンブレンを内蔵しているコンパクト設計です。大部分がプラスチック製ではあるものの、一部に金属部品を含んだものもあります。
携帯型浄水器の処分方法としては、フィルター部分は「可燃ごみ」、金属部分は「不燃ごみ」として扱われます。小型家電リサイクルには対象外のケースも多いので、自治体の通常ごみルールに従いましょう。アウトドア用品専門店で、回収サービスを行っている場合もあります。
3.タイプ別・処分方法まとめ
浄水器のタイプ別に、処分方法を大きくまとめました。
3-1.蛇口直結・ポット型など小型タイプの処分方法
蛇口直結型やポット型など小型の浄水器は、自治体によっては「不燃ごみ」や「小型家電リサイクル」の対象になります。フィルターは「可燃ごみ」として分解し、本体は金属やプラスチックなど素材に応じて分別しましょう。スーパーや公共施設に設置されている小型家電リサイクルボックスも利用すれば、リサイクルもできます。
3-2.据え置き型・ビルトイン型の処分は専門業者に依頼するのが安心
据え置き型・ビルトイン型など大型のもの、シンク下に組み込まれたものは取り外しや分解作業が必要です。自分でやろうとすると配管を破損してしまったり、水漏れの原因になってしまったりするので、専門業者に依頼しましょう。取り外しだけでなく、処分もしてもらえるので便利です。メーカーや販売店が回収サービスをしている場合もあるので、まずは購入先に確認してみるといいでしょう。
3.処分前のマナーや注意点を確認!
浄水器を処分する際には、事前にマナーや注意するべき点があります。
3-1.本体の水抜きと乾燥の重要性
浄水器の内部に水が残ったままで廃棄すると、運搬中に水漏れの恐れがあるだけでなく、カビや雑菌の繁殖源にもなりかねません。処分前には必ず水抜きして、できれば数日乾燥させるようにしましょう。
3-2.素材ごとに分解・自治体ルールに則った分別
厳密に分解し過ぎる必要はないものの、明らかに素材の分かれている部分は、適切に分解するようにしましょう。とくに金属部品とフィルターは処分方法が異なる場合が多いので、自治体の公式サイトなどで事前に確認しておくのがおすすめです。
自治体の処分ルールは非常に地域差が大きいものです。フィルターは可燃ごみ扱いになることが多いものの、活性炭を含んだカートリッジは、一部の自治体で不燃ごみ扱いになることもあります。また、据え置き型は粗大ごみや小型家電リサイクルの対象になる自治体が多いものの、これも都市部と地方とで差が大きく、地方では「金属類」「不燃ごみ」扱いのケースもあります。
3-3.電池・電源部の取り外しと安全な処理
電池やACアダプタの付属した浄水器もあります。電池はテープで端子を覆って絶縁処理して、発火を防止した上で自治体の電池回収に出すようにしましょう。電源部も、他の電子機器と同様にリサイクルが可能です。
4.浄水器の処分方法ごとの特徴
ここからは、浄水器の処分方法ごとの特徴を解説していきます。
4-1.自治体の回収
自治体の粗大ごみや不燃ごみの回収を利用すれば、もっとも低コストに浄水器を処分できます。大きさや重量によって、有料になる場合もあるものの、費用相場は数百円程度で済みます。
4-2.小型家電リサイクル
小型家電リサイクルは、市役所や家電量販店、スーパーなどに設置されている回収ボックスで気軽に処分できます。無料で利用できる場合が多く、回収後は適切にリサイクルされるので、環境にも配慮できます。
4-3.買取り・フリマ
使用年数が短くて状態の良い場合には、フリマアプリでの販売が可能なケースもあります。フィルターは消耗品なので、新品に交換してからの出品が前提になるでしょう。ただし、状態や販売価格によっては、いつまでも売れ残ってしまうこともあり得ます。
4-4.不用品回収業者
自宅まで取りに来てくれる不用品回収業者に依頼すれば、費用は数千円以上かかるのが一般的です。事前に複数の業者に見積もりを取ったり、口コミを確認したりして、信頼できる業者を選ぶ必要があります。浄水器以外にも引き取ってほしい不用品があれば、合わせて回収してもらえます。
4-5.メーカー回収サービス
購入元のメーカーで回収サービスを行っている場合があります。費用はやや高めにはなるものの、適正な処理が保証されるので、安全性や信頼性を重視したい人におすすめです。
5.浄水器の処分時に陥りがちな4つのトラブルと回避策
最後に、浄水器の処分の際に陥りがちな4つのトラブルと、回避する方法を紹介します。
5-1.水漏れ・衛生面のトラブル
事前の水抜きや乾燥を怠ると、運搬中に水漏れするなどして、車両や他の廃棄物を汚す原因になりかねません。事前の水抜き・乾燥を忘れないようにしましょう。
5-2.分別ミス
素材の分別を誤ってしまうと、回収拒否されることも考えられます。必ず自治体の最新ルールを確認するようにしましょう。
5-3.電池処理の不備
電池を入れたままで廃棄してしまうと、発火の危険性があります。必ず取り外したうえで、電池は電池で適切に処理するようにしましょう。
5-4.悪徳業者に依頼してしまう
「無料回収」を謳いながら、実は不法投棄したり、後で高額な料金を請求したりする悪徳業者も存在します。不用品回収業者に依頼する際には、正式な許可業者なのか確認し、見積もりを取ってから依頼するようにしましょう。
6.まとめ
浄水器の処分方法は、浄水器のタイプや素材、設置方法などによって適切な方法は異なります。自治体のルールに従って処分すれば安心で、低コストで処分できるものの、ビルトイン型などは専門業者に依頼するのが安全です。また、事前に分別したり乾燥させたりといったマナーも守るようにしましょう。処分に迷う場合には、新しい浄水器の設置業者に相談してみるのもおすすめです。
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