水分補給に適した飲み物とは？カフェインが入っていても水分補給になる？
私たちの体の60％を占める水。少しでも失われると、とたんに体調を崩してしまい、場合によっては命に関わる事態を引き起こします。そうならないためには適切な水分補給が必要です。
しかし、いったいどんな飲み物が水分補給に向いているのでしょうか。今回は水分補給に適した飲み物、注意すべき飲み物、向いていない飲み物を紹介し、ミネラル補充が手軽のできる浄水器についても解説します。
水分補給が必要な理由
私たちの体の約60％は水分によってできています。体重60キログラムの成人男性であれば、36キログラムが水分なのです。しかし、生活していると発汗や尿などで多くの水を排出しています。体の外に出ていく水分は2.5リットルにもなるのです。
もし、失われた水分を補給しないとどうなってしまうのでしょうか。体に影響が出始めるのは5％の水分が失われたときです。厚生労働省の「健康のため水を飲もう」のキャンペーンポスターによれば、5％の水分を失うと、脱水症状や熱中症などの症状が出始めるとされます。
10％の水分を失うと、筋肉のけいれんや血液循環が滞る循環不全などの症状が現れます。そして、20%の水分を失うと死に至るとされます。適切な水分補給を怠ると、健康状態が悪化することがわかります。
先ほど取り上げた「健康のため水を飲もう」のサイトでは、脱水症状に陥ると以下のような健康障害が発生するとしています。
- ・ 熱中症
- ・ 脳梗塞
- ・ 心筋梗塞
いずれも命のかかわる事態を引き起こしかねないものです。こうした症状に陥らないようにするためには、喉の渇きを意識する前に適切な水分補給をすることが大事です。
水分補給に適した飲み物
水分補給が非常に重要であることがわかりました。といっても、何を飲めばよいか迷うかもしれません。ここでは、水、スポーツドリンク、ノンカフェインのお茶の３つを取り上げ、それぞれの特徴について解説します。
水
水分補給に最もおすすめなのが「水」です。後ほど説明しますが、水分補給にふさわしいのは糖分やカフェインが使用されていないものですので、水はその条件を満たしています。といっても、水にもいろいろな種類があります。水道水、ミネラルウォーター、電解水素水、RO水の特徴を解説します。
水道水
水道水は安全性、コストパフォーマンスともに優れています。安全性が高いのは水道法という法律で厳しい基準が適用されているからです。しかも、公共料金で設定されているため、低コストで入手できます。
しかし、水道水には「カルキ臭い」という弱点があります。これは、水道法で安全性確保のために一定の濃度の塩素を淹れることを義務付けられているからです。かといって、カルキ抜きをしてしまうと保存が難しくなってしまいます。
ミネラルウォーター
食品衛生法によると、ミネラルウォーターとは水のみを原料とする清涼飲料水のことです。二酸化炭素を注入した炭酸水やカルシウムなどを添加したものも含みます。食品衛生法では原料となる水や製造方法に関する製造基準と製造された製品の規格である成分規格が定められ、安全性が保障されています。
ミネラルを多く多く含む点が魅力的ですが、水道水に比べコストがかかるというデメリットがあります。しかも、購入した水を自宅まで運ばなければならず、それなりに手間がかかります。
浄水器を使った水
水道水には安全性を高めるために一定濃度の塩素が含まれています。そのせいで、塩素消毒によって生じる独特の臭いであるカルキ臭が発生してしまいます。
また、水道水に塩素を加えると消毒副生成物であるトリハロメタンが発生してしまいます。この物質には肝臓や腎臓への影響や発がん性を示すことなどが知られています。
浄水器を使うと、塩素や塩素を入れることで発生してしまうトリハロメタン類を除去、もしくは減少させることができます。浄水器にはいくつか種類がありますが、水道直結型の浄水器は非常に便利です。水道直結型の浄水器の一つであるセントラル浄水器を例にメリットを紹介します。
- ・ 高性能フィルターを使用している
- ・ ミネラルを含む水
- ・ メンテナンスが楽
セントラル浄水器は、水道水をカートリッジ内のろ過材に通過させるタイプです。ろ過材を通すことで水道水に含まれる塩素や汚れを除去できます。最大ろ過量は１分間で約20リットル、１日で822リットルの浄化が可能です。
カートリッジにはトルマリンセラミックス、麦飯石セラミックス、遠赤外線放射セラミックス、ゼオライトセラミックスが使用されていて、水質改善やミネラルの補充ができます。
加えて、メンテナンスはカートリッジを交換するだけなので非常に楽です。カートリッジを交換するだけで、半永久的に使用できます。施工については九州で数多くの施工実績を持つアクアリノベーションが行いますので安心です。
スポーツドリンク
運動をしているときなど、汗をたくさんかいたときはスポーツドリンクもおすすめです。糖分や塩分も配合されていますが、汗で失われた成分を補うのに適しています。
スポーツドリンクにはアイソトニック飲料とハイボトニック飲料の２種類があります。アイソトニック飲料は体液とほぼ同じ浸透圧（等張性）で、ハイボトニック飲料は体液よりも浸透圧が低い（低張性）飲料です。ハイボトニック飲料の方が糖質は少ないので、当分の撮りすぎが気になる人は、ハイボトニック飲料を選ぶとよいでしょう。
ノンカフェインのお茶
カフェインの利尿作用が心配だという人には、ノンカフェインの飲料がおすすめです。たとえば、麦茶には体を冷やす作用があり、ミネラルを多く含みます。発汗で多くの水分とミネラルを失いがちな熱中症対策としてとても適していることがわかります。
同様に、ルイボスティーも水分補給に適しています。理由はカフェインが入っていないこととミネラルを含むことです。
水分補給できるが注意が必要な飲み物
カフェインが入ったお茶やコーヒーは、水分補給の手段とすることはできますが、飲みすぎると排尿を促します。
カフェイン入りのお茶
一般的なお茶はカフェインが入っているので水分補給に適さないと考えられてきました。確かに、カフェインには弱い利尿作用があるため、排尿を促す側面があります。しかし、アルコールほどの利尿作用ではありませんので、排尿量が多く水分不足になるようなことはありません。ただし、大量に飲めば排尿を促進してしまうので、注意が必要です。
コーヒー
コーヒーも緑茶などと同じく、カフェインを多く含むため水分補給に向いていないと考えられてきました。しかし、近年の研究によりコーヒーのカフェインの利尿作用は弱く、水分補給の妨げにならないことがわかってきました。ただ、一般的なお茶の場合と同じく、大量に飲むと排尿を促すため、飲みすぎないように注意しましょう。
水分補給に適していない飲み物
水やミネラルウォーター、スポーツドリンク、ノンカフェインのお茶などは水分補給に適していることがわかりました。その反対に、水分補給に向かないのはどのような飲み物なのでしょうか。３種類の飲み物をとりあげます。
アルコール飲料
アルコールには抗利尿ホルモンの働きを間接的に抑える働きがあり、排尿頻度を増加させます。その結果、体内の水分が失われナトリウムやカリウムの排出が減少し、喉の渇きを訴えるようになります。
つまり、水分をたくさん摂取しても次から次へと排出してしまうため、結果として水分が不足してしまいますので、水分補給に適した飲み物とはいえません。
糖分が多い飲み物
喉が渇いた時、甘いものを飲むとよけいに喉が渇く経験をしたことはありますか。この状態は「ペットボトル症候群」別名「清涼飲料水（ソフトドリンク）ケトーシス」といいます。
糖分が含まれる甘い清涼飲料水を大量に飲むことで、血中のブドウ糖やケトン体の割合が急上昇し、著しい喉の渇きを訴え、尿の量が増えたり、倦怠感や腹痛、嘔吐などの症状が現れたりします。そして、喉が渇くからさらにジュース類を飲んで症状が悪化してしまうのです。
よく言われることですが、缶コーヒー１本の中には３グラムのスティックシュガー５本分の砂糖が入っています。微糖と呼ばれるタイプでも約２本分入っています。500ミリリットルのスポーツ飲料なら約８本、３５０ミリリットルの炭酸飲料なら１４本分の砂糖が含まれています。
これだけ砂糖が含まれている飲料をがぶ飲みすれば、ペットボトル症候群に陥っても不思議ではありません。
水分補給のタイミング
ここまで、水分補給に適した飲み物や注意して摂取するべき飲み物、水分補給に不向きな飲み物について照会してきました。ここからは、水分補給のタイミングを場面別にまとめます。
日常生活のとき
日常生活で水を飲むタイミングは、起床時、入浴前後、喉が渇く前です。夜寝ている間、人は汗をかいています。汗で失われた水分を補給するには起床時に水分補給をするのが一番です。同様に、汗をかきやすい入浴前後も水分補給が必要です。また、喉が渇いたと感じる前に飲むことも大切です。
運動しているとき
運動しているときも適度な水分補給が必要です。かつては、部活中に水分補給を禁じることもありましたが、現在ではそうした指導は行われていません。競技にもよりますが、200～250ミリ程度の水を15～30分おきに摂取するのがよいとされます。
暑いとき
気温が上がる夏場は、こまめに水分補給しなければなりません。熱中症対策を念頭に置くと、発汗でミネラルが失われていることからミネラル分を多く含む水やスポーツ飲料などを飲むとよいでしょう。ただ、スポーツ飲料には糖分が多く含まれるので、大量に飲むのは考え物です。
まとめ：セントラル浄水器で手軽においしい水で水分補給！
今回は水分補給に適した飲み物についてまとめました。研究が進むにつれ、水分補給の常識も変化しています。かつては、カフェインは水分補給に適していないとされていましたが、現在は、大量に飲まなければ水分補給の手段としても差し支えないとされています。
ただ、お茶やコーヒーより、もっと水分補給に適しているのが浄水器を使った水です。高性能フィルターを通すだけで、安全性が高い水道水から塩素、トリハロメタンを取り除き、手軽においしい水が飲めるからです。
しかも、フィルターを通すことでミネラル分も補給できるため、汗をたくさんかいた後のミネラル補給にも向いています。
手軽に取り付けられるセントラル浄水器についてもっと詳しく知りたいのであれば、ぜひ、株式会社アクアリノベーションの公式サイト上にある問い合わせフォームや、フリーダイヤル0120-034-014（おいしい水）までお問い合わせください。
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